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その「風邪のような症状」、原因を知って安心しませんか?

「鼻がムズムズする」「のどが痛い」「少し熱があるかも……」こうした「風邪のような症状」は、日常で最もよくある不調のひとつです。

多くは自然に治る「普通の風邪」ですが、中には早めの対処が必要なものや、アレルギーが原因のものもあります。ご自身の今の状態がどれに近いか、目安としてお読みください。

1. 症状から考えられる原因

1 普通の風邪(普通感冒)

鼻やのどの粘膜にウイルスが感染して起こります。原因ウイルスは200種類以上と言われ、ライノウイルスがその代表です。

経過の目安

2〜3日目がピーク。7〜10日かけて回復します。

主な症状

サラサラした鼻水、くしゃみ、のどの痛み、軽い咳

ポイント

ウイルスが原因のため抗菌薬は効きません。症状を和らげながら自然回復を待ちます。

2 インフルエンザ

風邪よりも「急に」「強く」出るのが特徴です。

主な症状

38℃以上の急な高熱、関節痛・筋肉痛、強いだるさ、頭痛

普通の風邪との違い

鼻水やくしゃみは目立たず、「全身がつらい」と感じることが多い

3 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)

風邪やインフルエンザと見分けがつきにくいですが、今も注意が必要な疾患です。

主な症状

咳、発熱、強い倦怠感。人によっては味覚・嗅覚の違和感

ポイント

潜伏期間は平均5日前後。軽症から急に悪化するケースもあり、経過観察が大切

4 アレルギー性鼻炎(花粉症など)

「風邪が長引いている」と思ったら、実はアレルギーだったというケースは非常に多いです。

主な症状

水のような透明な鼻水、連発するくしゃみ、鼻づまり

見分け方のポイント

目・鼻・のどの「かゆみ」が特徴。発熱やだるさはなく、数週間〜数ヶ月続くことがある

5 副鼻腔炎(ちくのう症)

風邪のウイルスに感染した後、鼻の奥の空洞(副鼻腔)に細菌が入り込んで炎症を起こす状態です。

注意するサイン

風邪をひいて10日経っても治らない、または一度良くなったのに再び悪化した

主な症状

ドロッとした色のついた鼻水、頬や目の周りの痛み、片側の顔面の圧迫感

6 急性気管支炎

空気の通り道(気管支)まで炎症が広がった状態です。咳が長引く場合は喘息との見極めも大切になります。

主な症状

しつこく続く咳、痰(たん)、胸の不快感

2. 受診の目安

「これくらいで病院に行っていいのかな?」と迷われるかもしれませんが、以下のサインがある時は、遠慮なくご相談ください。

息苦しさがある、少し動くだけでゼーゼーする
38℃以上の熱が3日以上下がらない
症状が10日以上経っても改善の兆しがない
激しい頭痛や、顔を動かすと響くような痛みがある
意識がぼーっとする、呼びかけへの反応が鈍い
一度良くなったのに、急に症状がぶり返した

3. 当院での検査と治療について

的確な診断

必要に応じてインフルエンザや新型コロナの検査を行い、早期の抗ウイルス薬治療が必要かどうかを判断します。

対症療法

体の負担を減らすため、解熱鎮痛薬や鼻洗浄のアドバイスなど、今のつらさを取り除く工夫を提案します。

脳神経外科医の視点

「ひどい風邪」だと思っていた症状の中に、脳や神経の病気のサインが隠れていることも。わずかな違和感も見逃さないよう努めています。

医師からのメッセージ

「ちょっとのどが痛いだけなんだけど……」そんな時こそ、こもれびが差し込む公園を散歩するように、気軽な気持ちで扉を開けてください。あなたの不安を少しでも軽くして、お帰りいただけるようお手伝いいたします。

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