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便秘について知っておきたいこと

便秘は、決して珍しいものではなく、多くの方が日常の中で感じることのある症状のひとつです。一般的には「週に3回未満の排便」とされますが、回数だけでなく、次のような感覚も大切なサインになります。

便が出にくい
便が硬い・コロコロしている
排便時に強く力む
すっきり出た感じがしない(残便感)
つまっているような違和感がある

1. 便秘になりやすい背景

年齢(特に65歳以上)
女性
運動量が少ない
食物繊維の少ない食事
薬の影響

「体質かな」と思っているものの中にも、見直せるポイントが隠れていることがあります。

2. 便秘のタイプと関連する病気

1 原発性便秘(腸の動きの問題)

機能性便秘

最も一般的。腸の動き全般の問題

便の動きがゆっくりなタイプ

腸全体の蠕動運動が低下している

排便困難タイプ

排便時の筋肉の動きがうまくいかない

2 続発性便秘(別の原因があるもの)

消化器の病気

大腸がん、腸や肛門の狭窄、裂肛・痔核、炎症性腸疾患など

神経の病気

パーキンソン病、脳卒中、脊髄の病気など

ホルモン・代謝の異常

甲状腺機能低下症、糖尿病、電解質異常など

薬の影響

痛み止め(オピオイド)、抗うつ薬、抗ヒスタミン薬、血圧の薬など

3 IBS(便秘型過敏性腸症候群)

便秘に加えて、「お腹の痛み」が繰り返し出る場合は、IBS(過敏性腸症候群)が関係していることもあります。排便やガスで症状がやわらぐのが特徴です。

3. こんなときは、一度ご相談ください

いつもと違う変化があるときは、念のため一度状態を確認しておくと安心です。

便に血が混じる
体重が自然に減っている
強い腹痛が続く
便の細さや形が変わってきた
急に便秘が始まった
貧血や強い疲れやすさがある
大腸の病気のご家族歴がある

4. 診察ではどんなことをするのか

問診・診察

排便のリズムや生活習慣の確認、お腹の診察を行います。

検査

必要に応じた血液検査、状況によっては内視鏡検査のご提案をします。

5. 日常でできること

まずは、できるところから少しずつ。

食物繊維を意識する
水分をしっかりとる
軽い運動を取り入れる
便意を我慢しない
排便のリズムをつくる

医師からのメッセージ

便秘は「よくあること」ではありますが、体からのサインのひとつでもあります。少し整えるだけで楽になることもあれば、背景に別の原因が見つかることもあります。気になる症状が続くときは、お気軽にご相談ください。

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