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日常の中でよくある不調のひとつです

下痢は、1日の中で3回以上、やわらかい便や水のような便が出る状態を指します。多くの方が一度は経験する、身近な症状のひとつです。

多くは自然に落ち着きますが、種類や原因によっては早めの対処が必要なこともあります。

1. 下痢の種類

急性下痢

2週間未満でおさまるもの。ウイルスや細菌、寄生虫などによる感染が原因のことが多く、数日で自然に落ち着くことがほとんどです。

慢性下痢

4週間以上続くもの。腸の働きや体質、食事、薬の影響など、いくつかの要因が重なっていることがあります。

2. 主な原因

急性下痢の原因

ウイルス感染

ノロウイルス、ロタウイルスなど

細菌感染

サルモネラ、カンピロバクター、大腸菌など(食べ物・水がきっかけになることが多い)

寄生虫感染

ジアルジア、クリプトスポリジウムなど

その他

食中毒、薬の影響(特に抗菌薬)、食事(カフェイン・アルコールなど)

慢性下痢の原因

機能的なもの

過敏性腸症候群(IBS-D)、機能性下痢

腸の病気

セリアック病、炎症性腸疾患(クローン病・潰瘍性大腸炎)、乳糖不耐症

その他

小腸内細菌異常増殖(SIBO)、胆汁酸性下痢、甲状腺の病気、薬の影響

3. 受診の目安

次のようなときは、少し早めにご相談ください:

口が渇く・尿が少ないなど脱水が気になる
下痢が数日以上続いている
発熱がある
強い腹痛がある
血が混じる便・黒っぽい便が出る
嘔吐を繰り返している

特に注意が必要な方

65歳以上の方 / 免疫が弱っている方 / 最近抗菌薬を使った方 / 最近海外に行かれた方 / 医療・飲食・保育などに関わるお仕事の方 / 施設で生活されている方

4. ご自宅でできるケア

水分補給

水やスープ、経口補水液などを少しずつこまめに。カフェインやアルコールは控えめに。

食事

少量ずつ回数を分けて。消化のよいもの(ごはん・バナナ・トーストなど)。脂っこいものや刺激物、乳製品は一時的に控えると楽なことがあります。

休養

無理せず、回復する時間をとりましょう。

5. 予防のポイント

食事前・トイレの後は手を洗う
食品は清潔に扱い、しっかり加熱
旅行中は水や食事に少し注意を
生ものや加熱不十分なものは控える
抗菌薬は必要なときに適切に使う

医師からのメッセージ

多くの下痢は、数日で自然に落ち着くことがほとんどです。ただ、「いつもとちょっと違うな」「少し長引いているな」そんなときは、無理に様子を見続けなくても大丈夫です。ふらっと立ち寄るような感覚で、気軽にご相談ください。

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